「ヒートショック現象」に気を付けましょう、という話。

  ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 皆さんは「ヒートショック現象」というものを知っていますか?

 

www.saiseikai.or.jp

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック 済生会HPよりURL引用

 

 急激な温度変化によって血圧と脈拍が変動して、立ちくらみや動悸、失神を起こすというものです。サウナと水風呂繰り返してたら動悸が止まらなくなったとか、目の前が真っ暗になったとか、そういうやつです。私は昨日これになりました。

 

 寝起きでシャワーを浴びてたらお湯が冷たい水になっちゃって。アパートのシャワーってお湯蛇口と水蛇口で温度調節するやつなんでたまになるんですけど、熱いお湯がいきなり冷たい水になってしまったんです。

 

 その時はまたいつものかと思ってたんですが、だんだん目の前がしばしばしてきて、足に力が入らなくなってきて、そのまま倒れてしまいました。そしてユニットバスの縁にみぞおちをボゴォッッと打ち付けて失神しました。

 

 10分くらい経ってから目覚めて(これはマズイ・・・)と直感し、ふらふらになりながら冷蔵庫に水を取りに行ってボトル一本一気飲みしました。トリートメントが途中だったんで、床と紙がぐっちゃぐちゃになりましたわ・・・。朝早くだったんで、水分補給していなかったのも原因の一つです。私は立ちくらみとかよく起こる人なんで、20~30秒すれば戻ると思ってたらガチで危険なヤツだったので恐怖を感じました。

 

 最近肌寒くなってきてたのに油断してました。私部屋の中で服とかあんまり着ない(裸族ではないです最低限は着ます)んで、身体が冷えてたのかも。一人暮らしなんで、もしもの時は自分でなんとかしないといけないんですよね~。あのまま失神したままだったらポックリ逝ってたかもしれないです。養生しなくちゃなと改めて思いました。

 

 皆さんも、季節の変わり目とヒートショック現象には気を付けましょう。

 

 それでは、さようなら。

 ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)

「依存症ビジネス」について、考えてみる・・・

  ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 依存症といえば何を思い浮かべるでしょうか・・・。パチンコ競馬競輪含めたギャンブル依存、アルコールなどの飲酒依存、ゲームやネットなどのデジタル依存・・・いろいろありますよね。

 

 日本では、依存症ビジネスみたいなものが横行していて、依存にある面では寛容でありながら、ある面で異常に厳しいんですよ。それはメディアやSNSが行ってきた印象操作みたいなものの成果でもあって、ハチャメチャな金になるから放置されているんですよね。コンビニでストロング系酎ハイがいつでもどこでも買えるのは控えめに言って狂ってます。

 

 例えばアメリカ。フィラデルフィア・ゾンビって最近よく聞きますよね(ちょっと前まで検索してはいけない言葉扱いされてた)。薬物によって心と身体を破壊された人々が街をゾンビのように徘徊する・・・。そして、重度の薬物依存症になった人が麻薬を買う金を稼ぐために麻薬売買に手を染めるという負の連鎖が起こっています。フィラデルフィアケンジントン通りの現状が動画で世界中に拡散されたことによって、自由と夢の国アメリカの幻想は完全に崩壊しました。

 

www.youtube.com

Streets of Philadelphia, Kensington Ave Story, What happened today, September, 15, 2021.

Kimgary Youtubeチャンネルより動画引用

 

 麻薬が日本で厳しく取り締まられていることは誰もが承知の事実。ですが、麻薬と同等に恐ろしい依存症を引き起こす様々な要因が日本の街には潜んでいます。

 

 それが、アルコール・ギャンブル・セックスです。私はこれを3大害悪と呼んでいます。これらにハマるともれなく人生が狂うから。それと、生きて行く上で必ずしも必要でないにも関わらず、異常な中毒に引きずり込む依存性があるからです。

 

 まずアルコール。以前は適度な飲酒が身体に良いとか言われてましたが、そんなこと良いはずがありません。近年ではアルコールを摂取することによる脳の萎縮などが散々取り上げられているにも関わらず、度が高くて甘味の強いチューハイが好んで消費されています。その最たる例がストゼロ。こんなん狂気の沙汰でしょ。酒好きの方には申し訳ないのですが、こんな劇物飲んでたらそりゃ健康診断引っかかるわと思わざるを得ません。強いアルコールに甘い味付け、あっという間にグビグビ飲めてフレーバーも多種多様。企業は我々を酒に溺れさせるのに必死なようです。

 

サントリー ストロング・ゼロ-196℃ ダブルレモン Amazon販売ページからURL引用

 

 次にギャンブル。パチンコ店や競馬をはじめとする賭け事は日常に深く浸透していますから、あまり疑問を持たない人も多いみたいです。しかし、賭け事もとい競争は人間の本能に訴えかける強烈な魅力があります。ギャンブルで脳がバグってしまと、元に戻るまでめちゃくちゃ時間がかかります。私の父親が大のパチスロ好きで、スマホに無料パチアプリを入れまくって遊んでいたんですが、それはまだまだ良い方です。重症のギャンブル依存症だと生活費とか食費もギャンブルにつぎ込みますから、とんでもないことになります。

 

 最後にセックス。これには自慰行為やポルノも該当します。ポルノの恐ろしいさたるや、凄まじいです。私も以前はポルノ中毒者だったので分かるのですが、過激なポルノを見て自慰を行った後に、すごく惨めな気持ちになるというか、気分が鬱っぽくなるんですよね。ドーパミンという脳内快楽物質が過剰分泌されることで、ポルノが最高に気持ち良くなり、さらに過剰な刺激を求めるようになる。もちろん自慰に限らず性全般がそうです。性感染症の危険もありますし。

 

 

 基本人間はドーパミンやアドレナリンなどのホルモンまたは快楽物質によって、活力を得ています。人類はそれを狩りや採集などのサバイバルに、生殖と種の存続のために利用してきました。しかし、現在のビジネスの大半はこの本能と快楽を利用して、サービスに人を縛り付ける方法を常としています。

 

 いわゆる「依存症ビジネス」です。パチンコも、ゲームも、ソシャゲのガチャも、有名番組も、レストランも・・・。その殆どに快楽と報酬が結びついているといっても過言ではありません。人間と依存は断ち切れない関係性があるので、仕方ないとは思います。しかし腹が立つのは、世間一般に依存症=ダメ人間、中毒=心の弱い人がなるという偏見があることです。

 

 依存っていうのは理性で何とかできる問題ではありません。もし止められるのならば、パチスロ打ち過ぎて生活保護受けてる人なんて最初からこの世にいません。本能的に思考や行動を束縛してくるから依存・中毒なのです。人間が自身を律する事かできる存在であるならば「なんか今日勝てそうな気かする」とか言ったりしません。

 

パチンコに熱中する人のイラスト いらすとやより画像引用

 

 すこし前にドーパミン中毒という本がベストセラーになったように、近年脳の報酬系や快楽物質について全世界の関心が寄せられています。PCやゲーム機の普及によって、デジタル依存などに警鐘が鳴らされている中で、原始的なギャンブル依存やアルコール依存にも目が向けられるようになったのです。

 

ドーパミン中毒 Amazon販売ページよりURL引用

 

 依存症ビジネスの例については皆さんが体験したことが一度はあるようなヤツで、「この食べ物リピートしよう」だったり「あそこのラーメン味濃くて美味いよな」とかがそうです。特に食べ物。店側の方針で、脂質と塩分が高めな料理が提供される場合があります。ガツンとくる濃い味で報酬系をぶっ壊して、またあの快感を味わいたい!となるわけです。以前中国で麻薬ラーメンで客を中毒状態にしたという事件がありましたが、合法な中毒も十分に怖いものです。

 

news.livedoor.com

麺料理に中毒性のある麻薬成分を混入 中国で同様の事件が頻発 ライブドア・ニュースよりURL引用

 

 アイドルにホストに配信者も報酬と快楽を上手いこと使い分けています。握手券だったり、グッズだったり、コラボ商品だったりを巧妙に買わせようとしてきます。最近だと「スーパーチャット(投げ銭)」が分かりやすいでしょう。普段は反応してくれないVTuberがスパチャを送ったときだけに過剰反応をする。それが高揚感と興奮を煽ってさらに金を、時間を貢ぐというループに陥るわけです。実際に自分の許容範囲を超えた金額をクレジットカードで投げてしまうといった事例も数多くあります。

 

news.yahoo.co.jp

親のカードで500万円使い込む高校生や学費を使い込む学生も…未成年の高額「投げ銭」の実態と対策とは

Yahoo!ニュースよりURL引用

 

 なぜこういう人の本能を刺激して金を稼ぐ行為が合法で許されているんだろう?と思うことがあります。いや、それはマーケティングの方法として間違ってないから、何も問題ないだろうとも思うのですが・・・最近はあまりにもそういったものが顕著に現れているなと感じる部分があります。例えば推し活ブームもそうですし、ソシャゲのガチャで何万溶かしたとか平気でSNSに投稿がありますし、酒やたばこの広告も日々進化しています。

 

 こういう依存症を作り出すビジネスっていうのは金になるんですよね。軽い気持ちで何千何万もの金をつぎ込ませることができるように、様々な仕掛けが施されていて、それらは一度ハマったら簡単には抜け出せないんです。性的なサブリミナル(正確にはサブリミナルっぽもの)があったり、課金ページがすごくアクセスしやすかったり、ワンタッチで支払いができてしまったり・・・。これって殆どの依存原因に当てはまると思うんですが、アクセスのしやすさが重要な要素になってるということですね。ポルノもネットで異常普及しましたし、酒だってコンビニとスーパーで簡単に買えてしまいます。

 

 韓国や中国ではパチンコなどのギャンブルを撲滅するキャンペーンが行われたり、路上飲酒などに厳しい罰則が設けられています。別にお隣さんがこうだからこうしろとか言う訳じゃないんですけれども、日本は依存原因へのアクセスのしやすさや、依存しやすい商品・サービスの流通量がとんでもなく多いです。インターネットポルノとか海外の比じゃないです。

 

 依存を基に循環している生産消費ってとても不健全なんです。良い製品を作ってそれが認められて売り上げに繋がり、その後継製品や続製品が生まれるという健全なサイクルをぶっとばして、利益を上げることが第一になっている。その為、品質や安全性がおざなりになったとしても、依存性の高いものを商売道具にすることで、その場では稼げてしまう。その成功体験が更に需要と供給を歪ませていく。これが負のスパイラルだ・・・。物価が高いとか給料が上がらないとかそんなのよく考えたら当たり前なんですよね。薄利多売に依存性を増したビジネスモデルばかりを我々が選択してきたので、維持できなくなるのは当然のことでしょう。第一次産業とかが壊滅的なのに、サービス業とか加工業なんて持続できる筈がありません。皆楽に金を循環させるだけのビジネスを成功させたいので、現在の状況は地獄なのです。

 

 そして真面目に良い物を作って売上げを出そう!と思っている企業や人々がこの依存症ビジネスに対抗できるかというと、絶対に無理です。なにせ人の本能や快楽に紐付けられた商売な訳ですから、高くて品質が良いモノよりも、安く早く粗悪品でもいいから一時の快楽を得たいという流れで消費者は欲に打ち負けるわけですね。そして真っ当なビジネスは潰れに潰れ、今やほとんどが依存症ビジネスという訳ですね。

 

 私はこういう依存性の高いコンテンツや商品が存在していることが悪いと言いたい訳ではないんです。そういうのがあってこそ、何かに熱中できたり仲間内でわいわい盛り上がったりできるわけですから、それ自体が悪いのでは決してありません。ですが、人生設計をむちゃくちゃにしてしまう依存や、心身の健康に害を与える中毒は完全に害悪です。FG○とか○じさんじとか○郎系とか某マッチングアプリとか(偏見も多少ある)だよ。

 

 世間に蔓延る依存にどう対抗すべきか・・・。私は結構前から考えているんですけれども、当時は深刻なポルノ依存だったんで、これをどうにかしなければと考えていたんです。その最適解が

 

アプリやりすぎて画面を叩き割られるスマートフォン ぱくたそフリー素材より画像引用

 スマホ(原因)を破壊することです。依存原因からとにかく距離を置く、どうやっても触れられない環境を作るのが効きますね。例えば近くにコンビニとか酒屋がない場所に引っ越しするとか、携帯のギガを超少なくするとかです。依存症って意志でどうにかなるものじゃないんで、近づかない、視界に入れない、考えないが鉄則です。パチンコを止めたかったらパチンコ店の前を通らないとかのレベルじゃなく、パチ屋が乱立している駅には絶対に降りないとか、打ちたくなったら自宅の鍵をぶっ壊して出られなくするとかそういう過剰な対策が必要です。

 

 そして依存症になった人間をメディアは袋だたきにして、ろくに専門知識のないコメンテーターに語らせて「こんなことをするなんて残念です・・・」とか抜かします。自己責任とか根性の問題にするのは簡単です。でもそれじゃ具体的な対策にならないし、世の差別と偏見を増長させるだけです。実際、生活保護とパチンコが同時に取り上げられて、生活保護をもっと厳しく審査すべきだ!とかそういう論争が起こってしまいました。

 

 依存症への理解や対策をちゃんと取ろうと思ったら、ニュースでコメンテーターが遺憾コメントをしたり、ダメ人間のレッテル貼りなんかするわけがない。テレビやSNSのメディアも、強い言葉や有名人のインパクトによって、依存性・刺激性のある記事やコメントを欲しがっているので、そうなります。そうじゃないと、商売が成立しないので。

 

 最近は依存症やドーパミン中毒の人に向けた講演会やセラピーが開催されることが増えてきました。そこでは、依存症をれっきとした「病気」として捉えて、具体的な段階を踏んで改善を目指すといった取り組みが行われています。私自身、ポルノ中毒だったころと比べると性への渇望はかなり低くなりまして、少なくとも日常生活に支障が出ない程には回復してきています。

 

 皆さんも、日々に潜む依存には気を付けましょう。

 

 それでは、さようなら。

 ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)

「推し」と「推し活」について、考えてみる・・・(ボロクソ批判注意)

  ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 最近推し活!とか推しを作ろう!とかよく聞きますよね。

 私はそれが気色悪くてたまらないのですが(個人の感想です)、最近なんでこういう推し活ブームに寒気を感じるのか考えてたんですよね。で、ようやく言語化出来そうなんで、今回は推し活のどこに嫌悪を感じるのかについて好き放題語って考えてみます。現在進行形で推し活している人を名指しで批判している訳じゃありませんので悪しからず。

 

www.youtube.com

【“推し活”事情】「散財上等」…バイトは「週8」『バンキシャ!』 

日テレNEWS公式チャンネルより動画引用

 

 「推し」とは、特定の人物、キャラクター、団体、商品などに対して熱烈な支持・愛着を持ち、人に推薦していきたいモノを指す言葉。「推し活」はそれらに対して消費や布教を行う行為全般を指す言葉です。これは自身の信仰する「」に貢ぎ物をするということです。

 

 推しという言葉が最初に使われ始めたのは2000年代後半らしく、AKB48をはじめとするグループアイドルの中で、どのメンバーが「一推し」かという意味で用いられていた言葉だそうです。ちなみにAKBも死ぬほど嫌いです。握手券とか姑息な手段でオリコン1位になっといて国民的アイドルとか笑わせんなよって感じです。私はAKBとか以前に、アイドルとか俳優とかが苦手なんで、薦められてもハマらないんですよね・・・。

 

www.akb48.co.jp

AKB48公式サイトより URL引用

 

 そして今現在の推しと言えば、アイドルグループの誰を応援するかではなく、アニメキャラVTuber配信者インフルエンサーなどを応援するものに変わっています。大金をはたいて握手券が当たるか当たらないかみたいな極悪ビジネスからは離れて、リターン還ってきそうで、且つ身近さを感じるものに金を貢ぐようになったんですね。

 

 推し活をする人々の中で「推し」とは文字通り「」です。Godです。自分達一般市民とはかけ離れた煌びやかな存在。手が届かないから美しいとか言いますが、実際は同じホモ・サピエンスだし、誰かが書いた絵だったり、創作の世界にしか存在しないものだったりします。パワー23000、スピードアタッカー、ワールド・ブレイカー、相手全破壊&強制攻撃&選択不可みたいな絶対に適わないヤツではありません。

 行けカツムゲン!(世代)

 

破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル(2008),deneblogより画像引用

 話がガラッと変わりますが、サピエンス全史という本の中では、我々ホモ・サピエンスの優れた点がいくつか語られています。その一つに「認知革命」があります。他の人類より身体が小さく、力の弱いホモ・サピエンスは、突然変異で嘘を信じること(つまり偶像崇拝や権威崇拝)が出来るようになったことで、団結したり命を擲って戦ったりできるようになりました。つまり、神の存在によってホモ・サピエンスは他の人類を圧倒したのです。

 

サピエンス全史(上) Amazon販売ページよりURL引用

 

 以前の記事(というか1つ前の記事)で、推しとやらはイエス・キリストの代替物みたいなもんだと私は言いましたが、ホモ・サピエンスの認知革命を含めて考えれば、個人の信仰する神はキリストでもアッラー(ムハンマド)でもVTuberでも何でもいいんです。神とか偶像崇拝って本能的に避けられないんで、人生において切っては切れない因縁があります。ただ宗教は海外の社会規範としての役割もあったんで、そこは切り離して考えなければなりませんけれども。

 

combine-soldiers.hatenablog.com

 

 現在の推しとやらが雲の上の存在、いわば「神」としての扱いを受けていることをなんとなく話しましたが、私はこの推しと推し活が気持ち悪くて堪りません。ブームとは言え、他人に「推しとかいるの?」とか「これがオレの推し!」とか言われたら蕁麻疹出るレベルで嫌いです。これからは私がなぜ「推し」と「推し活」が嫌いなのかについて、懇切丁寧に語っていきます。

 

 ちなみに「推しいる?」って言われたときの対処法として「フリーチョフ・ナンセン」とか言っとくと相手が????ってなるんでオススメです。北極探検に行って1年以上流氷の上で生肉サバイバルしてたヤベぇ人です。その後の功績も尊敬できます。

 

ja.wikipedia.org

フリチョフ・ナンセン WikipediaよりURL引用

 

 推し活の気持ち悪さとして私が一つ思うのは、応援行為や貢ぎ行為が「優れたクリエイターを支援するため」とか「もっと素晴らしいコンテンツを作ってほしいから」という動機でなく、「自分の属性付けの一環」だったり「使い捨て可能なファッション」のような超利己的な考えに基づくものだからです。尊敬できる人だから応援するんじゃない。その人を応援すること自体をステータスの一部にしている。

 

 もちろん全員がそうだとは言いませんよ。振り上げた拳を下ろさないでください(懇願)。あまり過激に言うとただの侮蔑になってしまいますから、もう少し棘のない言葉にしてみます。

 

 世間一般の「推し」を見てみると、有名アニメ・マンガのキャラとか、美形アイドルとか、可愛いマスコットキャラとかばかりです。指輪物語でエルフとかはみんな大好きだけどゴラムとかゴブリンが好きって言う人あんま、というか殆どいないですよね。そういうことです。世間の「推し」は、誰もが認めるような美しいものや人が殆ど。その流れに乗って「推し」を探し求める人々は、さながら村八分を恐れて世間で認められている神を探して改宗するみたいな行為です。

 

 つまり「これを推していれば他人からのウケがいい」「推しがいれば自尊心が保たれる」という訳です。暴力や暴言、個性に向上心を抑圧されてきた現代の人々が向かう先は最先端宗教そして神たる「推し」な訳ですね。推しのことで会話するのだって、昔の教会に行って人々と交流することと何ら変わりありません。

 

 ひたすらにお金を貢いで、推しに不祥事があったら金を返せ!という輩も、推しとやらを着せ替えファッションのように扱っているからそうなる訳です。そしてメディアや企業は「推しを作ろう!」だの「推し活を始めよう!」と宣伝している。私が思う二つ目として、この世間の流行故の推しビジネスみたいなものに嫌悪感を覚えるというのがあります。これって言葉を変えると「ウチの宗派に鞍替えして、免罪符を手に入れよう!」みたいなもんですからね。あ~流行ビジネスって恐ろしい。

 

 違うだろ!推しとか依存先を作る以前に、確固たる自己を確立する方が先だろ!と私は思ってしまうんですが、やっぱ私自身大学での会話とかを盗み聞きしていると、若者の自身のなさとか自己肯定感の低さに異常なものを感じます。義務教育が悪いのか、世間の風潮が悪いのか、世代の格差が悪いのか、政治経済が悪いのか・・・正直どれも原因になっているとは思うんですけど、まず無宗教国家日本で、推しや神以前に「自分を成長させよう」とか「自身を見直してみよう」てならないもんかな・・・。

 

 ホストに貢ぐ女性とか推しが原因で破産するような人について、たまに考えることがあります。何故自身の財産を崩してまで貢ぐのか?身体を売って嫌な思いしてまで固執するのか?それはやっぱり自己評価の低さが密接に関係していると思うのです。

 

 おお神よ・・・みたいな縋り付きたい気持ちが誰にでも生まれることがある。そして、それにつけ込んで金を稼ごうとする悪気なき、されど邪悪なビジネスが存在する。ホストや企業アイドルに限ったことではなく、不安ビジネスやお涙頂戴ビジネス、情弱ビジネスはこの世にごまんとあります。それ自体も十二分に嫌ですが、それが社会的な風潮になって誰も疑問視していないところが気色悪いのです。

 

 世にも奇妙な物語の中に「ズンドコベロンチョ」って話があります。主人公以外の皆がズンドコベロンチョという流行語をつかっていますが、その意味を誰も教えてくれない。しかもズンドコベロンチョの意味は明確にはなく、ラストに主人公が「ズンドコベロンチョって何なんだ!?」と言ったら皆から驚愕・失望される。

 

 変な話に見えて、これって現代の流行を分かりやすく示しているように思うんです。流行語とかブームって深く考察したり、企業の世論誘導が・・・とか、経済効果が・・・とかって個人では考えないもんです。推しや推し活もその類いです。ただの一時の流行。しかし、欠けた自己の尊厳を取り戻したい人々や、流行をファッションやステータスとして取っ替え引っ替えする人々の間で「歪曲した推し活」が行われ始めた。人の欲望とか本能的な欲求を擬似的に満たせるブームって、必ず歪みが起こると私は思ってます。ポケカ転売(せどり)とか、アイドルへの逆恨みとか、キャンプ場のゴミ不法投棄とか・・・。

 

 今回の歪みは私自身のなかで飲み込みきれないほどキツいものだったので、推しや推し活に対して嫌悪感や拒絶反応が出るまでに至ったということです。まぁそれよりも、私自身が世間一般の流行に飲まれたくないとか、皆が口をそろえて褒め称えるモノに一石を投じるとか、抵抗の意思を見せたいんですよ。要は、常に逆張りかましてたいんですよね(笑)。それがカッコイイ!とかじゃないです、うん。

 

 人間は皆、心から好きと言えるものや、これをしてないと落ち着かない・これがあるから私は私たり得るというモノを持っていたい生き物だと思ってます。しかしそれが流行や周りに合わせたモノだと、後々とても困った事になるのではないかな、と疑問です。そういった時代の流行や依存ビジネスに真っ向から対抗(アゲインスト)するものが哲学人類学だと思うんで、私が普段こういうことばっか考えてるのはそういうことなのかな、と思ったりします。

 

 現に「推し活疲れ」なる言葉も出てきています。これは良い兆候ですよ!それに乗じて自身の依存しているモノや人について整理してみるのもアリじゃないかな~なんて。因みに私は本とゲームに重依存しています。最近はゲームに動体視力追いつかなくて本ばっかり。他人と話さないんでどんどん人の形をした何かに変貌してきています。

 

 人間の身体は自動機械だとかデカルトが行ってましたけど、私の場合はただの置物PC(Windows98)みたいな時代遅れなポンコツ機械になりつつありますね。

 

 それでは、さようなら。

 ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)

「チー牛」「弱者男性・弱者女性」なるものについて、考えてみる・・・

  ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 今から70~80年程前に、アドルフ・ヒトラーなるとんでもない事をしでかした男がいました。今回はそいつがしでかした数々の悪行は置いておいて、そいつが残した未来予言をほんのちょっと取り上げていきます。

 

演説中のアドルフ・ヒトラー(8月16日水曜日7時14分22秒)

 人間は将来2つに分裂し、一方は「神人(ゴッドメンシュ)超人(ユーベルメンシュ)」、もう一方はロボットのような機械的な人間になる。そして、神人・超人はロボット人間達を未来永劫操る事になる、と。

 

 このロボット人間とはつまり我々の事ですね。何の変哲も無い一般市民です。

 もう一方は神・超と名の付く人間。世界的大スターやSNSでの有名人にYouTuber(ねっとりネイティブ発音)、「上級国民(これ私大嫌いですけれども)」とやらが浮かぶ浮かぶ・・・。

 

 現在日本ではネットスラングや侮蔑用語として「チー牛」や「弱者男性・女性」など(片親パンとかも中々に酷い)の強烈な言葉が次々と飛び出してきています。チー牛は立場わきまえろよ!とか、弱者男性は救いようがねぇから安楽死認めろや、とかです。汚い言葉ですみません。

 

 外見が優れていなかったり、内面が厚くなかったりすると、世間または個人の常識や物差しで批判され、人間失格という烙印を押される。つまり、「強者」とされる人は「弱者(自身のさじ加減で決める)は俺らに迷惑かけることなく視界から消えてくれよ」と言っているわけです。こういう浅はかな差別思想・優性思想はこの世から無くなったことがありませんが、現代は物差しが外見やコミュ力などの社会的一般常識となり、猛威を振るっています。

 

 陰キャ陽キャとかいうものは、運や経験・思い込みが大半です。たまたま大富豪の家に生まれたり、たまたま有名校に進学できたり、たまたま人と楽しく・誠実な付き合いができた人たち。しかし、それを生まれながらの宿命のように捉えた人たちは、やれこの世は弱肉強食とか勝ち組だ負け組だとか言っちゃってるわけですね。世知辛いな。

 

 私はこの世はまだ弱肉強食にはなっていないと思いますね。だって弱者が殺処分されていないから。弱肉強食ってのは優性思想にも繋がってきますから、弱いものは肉塊と骨になってこその弱肉強食です。それともコンバインの「ストーカー」になりたい?

 

www.youtube.com

 ヒトラーが言うに、人間が環境破壊や利己的な手段に溺れるあまりに、人々は「究極の状態」に置かれ、表面的な平和の裏で人々の心の中に「ナチズム的思想(全体主義民族主義)」が蔓延るようになると言います。

 

 現代ではどうでしょうか、美形なアイドルや俳優が持て囃されている。美容広告が綺麗になろうと囁きかける。お金持ちがメディアで引っ張りだこになり、お金=人権のような扱いになっている。有名人が身長で人権アリナシなんてくだらない事を言ったと思ったら、大勢がそれを真に受けてネットで議論が起こる・・・。

 

 最近の「推し」とやらも私の目から見れば、イエス・キリストの代替物のようなものです。ただ信仰の対象が明確な宗教でなくなり(実際には新興宗教に酷似した団体やコンテンツ)、「救い主」がイエスでなく可愛い女の子になっただけです。推しがいると言う人達は、推しそのものが好きなのではなく、救い主に貢いで現世の雑念を払いたいだけなのでは?と私は思います。推しとかの話はいつか徹底的に文字に書き起こしたいほど溜まってるんで、ここら辺にしときます。

 

 昔の信仰対象の女の子としてはジャンヌ・ダルクが有名ですが、現代のジャンヌ・ダルクは火炙りよりも惨い最後を遂げる時があります。SNSで叩かれまくり、未来永劫残るデジタル・タトゥーという十字架を背負って生きて行かなければならないのです。これは自ら選んだ道とはいえ生き地獄でしょう・・・。

 

 話を戻しますが、一時の権威や財力はいつか必ず破綻するものです。能楽ダンサー世阿弥の言ってた一時の泡沫の花です。美形は年を取れば失われ、美容も時代の流行りでしかない。お金持ちに至っては、世界的な経済の流れに一度飲まれれば一気に失墜します。

 

 偉そうにテレビやメディアで語って「私はスゴい人間!」「私を見て、私の様になりなさい!」とか言われても、所詮は一瞬で散る火花なのです。彼らは分断を作り出して、それに乗じて金儲けや名声稼ぎをする。マッチポンプ(自分で問題を起こして解決し、褒められたがる)に限りなく近い行為です。そして世間一般の基準から外れた人間は、社会的に間違った存在・曲がった存在として、差別・排斥されるのです。

 

 「チーズ牛丼食ってそう:チー牛」「経済的な弱者男性・女性」「片親の子どもが食べてそうなパン:片親パン」が差別でなくて何なのか。全てがナチズム的な歪んだ民族主義思想・優性思想によって生まれた明確な侮蔑用語ですね、はい。チーズ牛丼の特盛りに温玉付きは非常に美味なので、取り消せよ今(現代)の言葉(差別用語)ァ!

とろ~り3種のチーズ牛丼(紅ショウガなし),すき家HPより画像引用

 しかし、問題なのはこの言葉がヒトラーの言う「神人・超人」から下民への蔑みでなく、中流階級または低階級の人々の間で交わされているということです。自身より下を見つけて叩きまくるという最悪のムーブです。これがヒトラーの言う「究極の状態」に近いものですね。そして、低階層とされる人々の間で見るに堪えない争いが起こっている内に、「神人・超人」とやらは地位を固めていく。

 

 高校の頃、私も「陰キャ」として周りに馴染めていませんでしたので、このような蹴落とし合いにマウントに腹が立ってしまいますが、ここで感情に任せて怒ってはいけない。ここでチー牛とか言うな!とか薄皮あんパンは美味いだろ!とか言ってしまったら、彼ら彼女らと同じになってしまう。元も子もありません。SNSネットスラングはシャットアウト。そっとじするのが一番です。でもやっぱり薄皮あんパンは美味いって言いたい。

 

薄皮シリーズ「あんぱん」,山崎製パンHPより画像引用

 最終的に何が言いたいのかというと、チー牛とか弱者とか強い言葉に見えて実は中身の薄いネットスラングは基本スルーで構わないということです。社会的強者とやらの言う「教え」や「論破」も然りです。これがないと社会人失格!とか、人生終わる!とか煽る動画や本もそうです。案外人間の一生は終わりません。強い言葉を並べているビジネス書や自己啓発本って基本中身スッカスカです。ページ開くとおしゃれそうな空白に面食らいます。宮本武蔵の「五輪の書」や新渡戸稲造の「武士道」の方がよっぽど人生の教えとして素晴らしいです。世阿弥の「風姿花伝」も良きです。

 

 

 我々の根底に根付いている常識や、ふと感じる差別的な感情。その行き着く最果てがネットスラングだと私は思います。「チー牛」や「弱者男性・弱者女性」は普段の仕事・生活で溜まったストレスのはけ口として広まったものなのでしょう。しかし差別や優性思想は言葉にしてしまったら最後、その言葉の重みは死ぬまでつきまとってきますから、タチが悪いですよ。今やデータとして永遠に自分の発言が残る時代ですからね。

 

 人間の心の奥底にある潜在的差別意識や偏見はどうしようもないと思いますが、それを口に出して罵ったり特定の誰かにぶつけたりすると途端に面倒なことになります。第一、多様性とか平等とかも一種の差別感情から生まれるものですから。「足るを知る」という言葉があるように、他人や世間の指標など当てにせずに、のうのうとぬけぬけと生きて行けば良いんじゃないでしょうか。

 

 嫌な言葉を使わずに生きていられる世の中を作りたいですね。手始めに、7時間で地球上の全軍隊を殲滅する所からですかね。

 

 それでは、さようなら。

 ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)

限界大学生が選ぶ!オススメ本3選

  ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 私のようなぼっち大学生が心から楽しみにしているイベント・・・年に数回行われる夢のようなイベントがあります。もちろん学園祭やサークルの合宿などではありません。

 

 大学図書館の蔵書入れ替えに伴う本の無料配布」です。

 

 大学図書館の蔵書管理中に重複した本や、古くなってしまった廃棄本が無料で配布されます。この廃棄本には専門書や哲学書、ビジネス書などのジャンルを問わず多くの本があります。大抵の場合は見向きもしなかった分野や、興味のある題材の本がまちまちなのですが、極希にドンピシャで欲しかった本や心に響く本が手に入る事があります。

 最近はレヴィ=ストロースの「野生の思考」がありました。Amazonで5000円くらいする本で、要約動画などで存在を知っていたので、結構驚きました。

 

 というわけで今回は、限界大学生が選ぶオススメ本3選をご紹介します。

 

 ちなみに殆どが大学図書館の無料配布で手に入れたモノです。乞食とか言わないでください。実際そうなんで、良心に響きます。

 

その① 「愛読の方法」前田英樹

「愛読の方法」前田英樹著(2018),筑摩書房公式HPより画像引用


 タイトル通り優れた本をどのように読むかという題材の本なのですが、前半~中盤までの内容が面白い。本を読むことについて語るのではなく、文字と言語を過信する危険性を延々と語っています。ソクラテスの逸話が登場するなど哲学的な問題を呈示していながら、分かりやすい例示を用いるなどとても飲み込み易いです。

 

 我々は文化や言語を発達させてきて、その過程で過去を伝承するための手段として本が生まれたのですが、近年では言葉や文字で自身の主張や気持ちを表したり、歴史も文と歴史書で紹介されるばかりです。文字は我々の思ったことや聞いたこと、見たことの代替物に過ぎないのであって、それを過信すれば我々は退化していく。

 

 例えば、我々は炊飯器を発明したことで誰でも美味しいご飯が炊けるようになりましたが、その過程で大半の人々は「かまどの使い方」「火を持続させる方法」果ては「火の起こし方」を忘れてしまいました。文明が進歩するというのは、便利になって生活がレベルアップしている様に見えて、実は我々個人のレベルでみれば超退化している。このような文明に進歩は、これまでの伝承と継承を真っ向から否定する悪しき伝・継なのです。

 

 正しい伝承と継承が行われないのですから、量産されている売上げ第一の本やSNS、新技術をただ鵜呑みにするのは愚の骨頂と言えます。便利さを享受して自身の糧にするのではなく、便利さに甘えて退化している。それを防ぐためには過去の伝承たる本、そして真に優れた本を見極め、愛読する他に方法はない、と著者は主張します。

 

 現代に蔓延る自己啓発本・ビジネス書ブームに警鐘を鳴らす一冊です。

 

その② 「時間と自己」木村敏

「時間と自己」木村 敏著(1982),中央公論新社HPより画像引用

 

 この本はヤバいです。初見だと本当に意味が分からない。いや、今に至っても本書の内容の5割6割も理解できていないかもしれない・・・。時間とは自己。公的な時間と「こと」の時間があって、「こと」は言葉にすることで「もの」になり、それぞれ均衡を保っている。こと・もののバランスが崩れた時、我々の精神は様々な異常を来たす。

 

 非常に難解な哲学的問答が次々を繰り広げられます。そして、生は夢。「胡蝶の夢」のような死と生の関係性について、遂には時間と自己の深淵に迫っていきます。

 

 一見すると何言ってるのか分からないといった本なのですが、何度も読み返してみると、ジグゾーパズルの無くしたピースが見つかってぴったりハマるような、気持ちいい!感覚が味わえます。私は、この気持ちよさを味わう事こそが哲学・人類学の醍醐味だと思っているので、きっとこの本を生涯何度も読み返すことになるでしょう。

 

 この本は、ある意味ではそんじょそこらの酒やドラッグに引けを取らない劇物です。読む者の精神を木っ端微塵に破壊する威力をもってますが、気持ちいいですよ。さぁ、あなたも一緒に「時間と自己」キメましょう!

 

その③ 「人間の覚悟」五木寛之

「人間の覚悟」五木寛之著(2012),新潮社HPより画像引用

 巷で有名な「ひろゆき」の本ではありません。正直言ってあっちのひろゆきの言うことより面白い事が記されています。諦めとは「明らかに究める」ことであるとし、現代の上昇志向や自由資本主義を徹底的に否定していく本書は読んでいてそうだそうだ!と頷きっぱなし。きっぱりとしたものの言い様は清々しさを感じるほどです。

 

 私はこの本の中で紹介される韓国の「恨(ハン)」という言葉・文化にとてつもなく共感しました。恨(ハン)を持った人間は、やる気の糸がプツンと切れたように動けなくなり、無気力になってしまう。そしてそれは数週間で終わることもあれば、何年も続くこともある・・・。私も恨(ハン)を持っていた時期が5年ほどあります。無気力・無力感は、人や物が解決するものでなく、時間に任せる他はないのです。

 

 凶悪犯罪もたった数日で忘れ去られ、弱者は切り捨てられ、貧富の差は拡大・固定化し、まさに現世は地獄そのもの。今こそ,己の理想を捨て去って堂々と胸を張って山を下る時であり、地獄のような現実と向き合うための覚悟を決める時なのではないでしょうか。本書の覚悟のススメには、多くの人々が向き合ってこなかった人の残酷な本心があると、私は感じました。

 

おわりに

 紹介している中で気づいたんですが、これ全部新書ですね。単行本とかでもらった本もあるにはあるんですけど、新書だとAmazonとかブックオフとかで手軽に買えるので、皆さんの手に渡るハードルの低いものを3冊選んでみました。

 

 こういう本が100円コーナーに置いてあったりAmazonで1円で売ってたりすると、やっぱり皆こういうのには興味ないんかなぁと思ってしまうのですが、やはり面白いものは面白い。はっきり言えてこそ超次元軍事国家コンバインの手下というモノ。

 正直に言います。こういう本大好きです!!

 

 皆さんもオススメの本があったらコメント欄などで教えてくださいね。多分その本私は読んだことないので、ジャンジャン積ん読増やします。

 

 積ん読の多さは生きがいの多さ!

 積みプラとか積み菓子と同じです。まだまだ読み足りねェ、積み足りねェ。

 

 それでは、さようなら。

 ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)

 金がなさすぎる・・・その訳は

 ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 困った困った・・・本当に金が無い。

 大学生が万年金欠なのは常識なのですが、あまりにも金が無い。一人暮らしの人間にとっては食費や光熱費を払えないのは死活問題です。

 

 なぜ金がないのか・・・それは

 

 私がアルバイトも何もしていないからです。

 

 いやそれは自分が悪いわ・・・いままでずっと働いていなかったわけではなく、スーパーの裏方とかでバイトしてたことはあったんですけど、地元を離れる時に全て辞職してしまいまして。新しい土地でバイトしようにも応募できるような店が近所になくて、Webサイトには期間工とか軽作業とかしかないんですよね。いやこれじゃ言い訳にしかならん。

 

 別にそういう仕事は嫌だというわけではないんですが、諸事情で1日丸々単発作業とかができない状況にあるので、とにかく近所で見かけた求人やネットの時給990~1000円くらいのバイトに応募しまくっているわけです。そうこうしている内に10万以上あった口座からは月2万~3万と金が消えていった・・・。

 

 面接も何度かしましたが入職ならず・・・ついにここまできてしまった。

 

 口座5万円以下!

 まずい、これは非常にまずいぞ・・・月の食費と光熱費を合わせれば大体2万5000円。これでは二ヶ月ももたんではないか!まあ、早めに職につけなかった自業自得ではあるんですけどね・・・。

 

 幸い現在2つのアルバイトの面接を予定しています。一方は大学付近のコンビニバイト。一方の弁当屋のバイトはレビューが非常に悪くて、正直恐れ慄いています。しかし、私には人格否定や罵倒にめっぽう強い部分があるので、多分大丈夫でしょう(楽観的)。

 

 節約倹約については、人より秀でていると自負しておりますので、この2ヶ月間はなんとか生き延びることができると思います。

 皆さんも、経済的な余裕と心の余裕を持って生きていきましょう。

 

それでは、さようなら。

ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(マジで絶命)

 

ジャニーズ事務所の問題について、考えてみる・・・

 ガッポイガッポイガッポイガッポイ

 

 最近なにかときな臭いテレビ・メディア・アイドル業界ですが、私はというと、テレビは見ないしメディアも新聞・雑誌すら見ないし(たまにネットニュース見るくらい)、アイドルなんて全く興味ないわで、スルーしてたんですが・・・ジャニーさんの性加害問題とその後引き、これはちょっとただ事ではなさそう。

 

news.yahoo.co.jp

 ジャニーズ事務所は今後失った信頼の回復にむけて、報酬などをタダにし、具体的な再発防止策を提示することで、タレントを起用してもらえるように務めるそうだ。

 

 ちょっと気になったこと言わせてもらっていいですかね。

 

 何で「性犯罪者」の呼び名入った事務所名使い続けようとしてるの?

 

 いやこれは批判罵倒ではなくて純粋な疑問で、現在名前を言ってはいけないあの人みたいな扱いを受けている歴史に名を刻むほどの性犯罪者の名前を堂々と使った事務所名で再出発します!と言われても・・・って所。誰も手を差し伸べたくないよ!

 

 そしてTV局、新聞社、タレントを起用していた会社にとてつもないダメージが降りかかっている。モスバーガーがジャニーズのタレントを起用する起用しないでいざこざがあり、その間タレントの顔が他のチラシで隠されてたなんて、最初見たときは吹き出してしまいましたよ。まるで日本企業の信用と度胸を試す現代版踏み絵みたいな扱いじゃないか!笑)

 

news.yahoo.co.jp

 

 そして、影響は海外の方にも向いてて、日本のメディアやその周辺が組織的な性犯罪を隠蔽していたという事実によって、メディア産業やその他ジャニーズと関係のあった企業の信用や株価が軒並み落ちてしまった。海外のペドフェリア(子どもに性的興奮を覚える人)ってマジでよって集って嬲り殺しにされるくらい嫌われているので、日本の国際的な信用度もだだ下がりという事態に。

 

 そんな中でジャニーズ事務所が「社名は変えません!」とか性犯罪者の使っていたキャッチコピーのShow must go on!なんかを出してしまったりした(これは事務所が直接やった訳ではないものの)からさあ大変。これは流石に・・・信用の回復とかは絶望的じゃないですかね?

 

 というか存続という道自体ありえないだろって個人的には思います。なんでメディアとグルになって長年性犯罪を隠蔽してきて、ばれたら「ごめんなさい信用回復させてください」になるのか理解できない。ジャニーズは正直なくても誰も(私は一切)困らないので、潔く畳んでくださいなと思うばかりです。

 

 メディアの手のひら返しやBBCの報道の仕方などにも疑問はありますが、ジャニーズ事務所はさっさと潰れた方がいいというのが私の考えです。私自身大勢の人間に媚びたり、性的なほのめかしや恋愛感情を煽るようなアイドル・タレントの売り出し方が反吐が出るほどに嫌いなので、この問題からメディアやアイドル業界が縮小したり浄化されたりすればそれが最善だと考えちゃいます。ジャニーズの所属タレントが困るだろ!と言う意見はまぁ分からんでもないけど、入った当初から性加害の噂とか被害者の証言があるんだから、「ジャニーズのブランドつかって有名になりたかったんだろう?」と考えてしまうので、在籍中の方々への救済措置とかもナシでいいと思ってます。

 

それでは、さようなら。

ガァーーーーーーーーツッッPiーーーーーーー(絶命)